その世界では、雪が降ると世界が終わる、と伝えられていました。7つにわかたれた国のひとつで王城の預言師・「白の鳥」としてつとめている白石蔵ノ介は、雪は人が人の命を奪うことに対する、神さまの嘆きであり、人が人を規定以上殺しすぎたときに降り始め、あとは世界を雪で覆いつくすまでは止まることは無い、と預言しました。事実、7つの国では戦争と混乱が常にあふれかえっており、その年、ちらちらと降り出した雪に、人々はもうどうにもならない、という無念と諦めを抱いてさえいたのです。戦争を止めればいいだとか、この現象を止めるにはどうしたらいいとか、考えるものはひとりもいませんでした。

そんなとき、白石は言います。たったひとつだけ、方法があると。そのためには、世界がひとつとなり、諸悪の根源となるその“もの”を、探し出して壊さなければならないのだ、と。

できるか、との預言師の問い掛けに、ひとびとは声をそろえて、できる、と答えました。殺し合い、いがみ合う、戦場の只中で、矛と盾を振りかざしながら。白石は目を細めました。では言います。その、壊すべきものの名は――










散る散る、みちる









act1 出会い











・同人ゲーム「花帰葬」のパロ。
・大まかな流れは原作に準じますが、アレンジも多々入っています
・書きたいところだけ書く的な…自由なあれです…
・詳細は2009年9月24日の日記をご覧下さい
・配役は四天がメイン、立海や青学もちらちら出てくる予定です