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3年ほど前に、乙一原作の「暗いところで待ち合わせ」という本が単館上映で映画化されたのですが、このお話が死ぬほどもえまして、当時からいろいろなカップリングにあてはめてはハァアァ…!となっています。四天では、謙光かちとくらがやっぱりもえる。ここはやっぱり謙光でいこうかな! お話は、事故で光を失い、家族をも失った少女がひとりで暮らす家に、殺人犯の容疑をかけられ、逃げている真っ只中の青年が扉からすべりこみ、少女に気付かれないようにその家で潜伏生活を行う、というしろもの。ひとつの部屋に、日がな寝転んで時間をやりすごす少女、反対側の壁に息をひそめて青年が暮らす、その数日間を描くだけの淡々とした映画です。この女の子が財前くんで、青年が謙也くんだったらもえる。最初こそやむにやまれずの潜伏生活だったのが、全盲でありながらも一言も弱音を吐くことなく、静かに毅然と暮らす財前の生活を見ているうちに、謙也は次第に財前の心の強さに惹かれてゆくようになります。一方財前のほうも、物音や気配などで、だんだん誰かが自分の家に入り込んでいることを確信し始めるのですが、「何かされそうになったら、そんとき舌噛んで死んだらええんや」、と、あきらめの境地で放置。それがだんだん、いつまでたっても自分に危害を加えようとせず、それどころか転んだ自分の上に落ちてきた食器から守ったり、わざと強く火力を設定したストーブの火を、黙って弱めてくれる彼のその不器用な優しさに、かたくなだった心を氷解させていくようになります。そしていつしか財前は、長い間自分以外誰も座らなかったはずの食卓に、ふたりぶんの食事を並べるようになるのです――。 視線が合わず、ひとことも言葉を交わさない人間が同居している、という異質な光景なのに、ふたつの孤独な心がとけあって交流していく経過が映画はとてもよくて、何より設定がも〜パネェもえませんか!!ちなみにお話の最後には、視力を失って以来心を閉ざし、誰とも触れ合わず、ずっと引きこもって外に出ようとしなかった財前の腕を、謙也が掴んで連れ出す、というシーンがあります。外へ出れば捕まるかもしれないのに、逃げるためだけに入り込んだ場所のはずだったのに、その彼がそこで出会った財前を連れ出し、救い、光の中を歩き出していく、っていう一連のシーンがもえすぎる。お互いに、「どこかにいるな」っていうのがわかってて、あえて確認しないで暮らすのが暗黙の了解だったはずの生活が、その謙也の力強い腕の感触によって、確かなリアリティをもってすべりおちてくるこの感覚よ!結局最終的には、謙也の容疑はもちろん濡れ衣であることがわかり、ふたりは相変わらず言葉少なく、呼吸するように静かに、けれど自然に寄り添いあいながら、あの家で暮らすようになるのでした、というお話でした。ハッピーエンドばんざい! おしゃべりで賑やかしいキャラである謙也くんが、ばれないように息をひそめ、ひとことも口をきかず、じっと身を小さくしている画面は想像するだけでもえるし、盲目ながらソツなく無表情で何でもこなす財前くんが、本当は外に出るのがこわくてこわくて、引きこもりながらかたくなに怯えている、という設定なのもいい。劇中、ほとんど言葉は交わさないのに、確かに交流し、互いの存在に安寧の気持ちを知り始めるふたりのふれあいが、ほんとにもえます!そして最終的には財前の名前のあらわす場所、光の満ち溢れる世界に謙也がかれを引っ張って連れ出していくんだね!よしきた! くだらない妄想してすいませんでした。もしちょっと気になるよー!ってかたは、ここの右上から予告編に飛べるので、ぜひちょこっと見てみてください^^予告を見ていただければ、このもえが何倍か増しでつたわる気がするんだ! あとがき大好きな映画なのです!謙光で書いたけど、もう何のカップリングで書いてももえると思うんだ… |